
不正に続きブラック企業体質が続々明らかとなっているビッグモーター。
倒産するの?上場廃止になるの?といった疑問が湧いている様です。
しかし、上場廃止も倒産もどうやら無さそうというのが見立ての様なのです。
なぜ、上場廃止しないのか、倒産は無いのか?
見ていきたいと思います!
1|ビッグモーターが上場廃止が無い理由
−1|そもそも上場していない

ビッグモーター事件では、次々に問題が勃発の状況。
株式上場も廃止になるのでは無いか!
と、株主はヒヤヒヤだと思いきや・・・
ビッグモーターは非上場会社!
よって、上場廃止はありえません!
ビッグモーターの動向によって、直接的に大損をするといった一般のトレーダーや株主の発生は無さそうです。
2023年7月時点では、兼重宏行氏が代表を務める資産管理会社の「株式会社ビッグアセット」がビッグモーター株を100%保有していると言われている様です。
社長退任といえど、実質資金は兼重前社長の手中という事だとは思われます。
−2|意外と上場してない大企業
ビッグモーターは全国に名が知れた大企業ですが非上場です。
大手企業でも、上場していない会社は以外と多く存在しています。
え!そうなの!という会社の一例として、
- サントリーホールディングス
- NTTドコモ
- 電通
- 博報堂
- ヤマト運輸
- 佐川急便
- イオンリテール
- アサヒビール
- セブンイレブン・ジャパン
など。
名だたる大企業がズラリ!
大手は上場していて当然!と思っていた方も多かったのではないでしょうか。
上場しない理由には、経営の自由度は大きくありそうです。
売上が悪く配当がなければ株主によって、経営陣が一斉される事もあります。
となると、思い切った戦略に舵切りという判断が鈍る事にも繋がりかねます。
株主が居れば、ビッグモーターの様な不祥事が起きなかったという点もあると思うので一長一短だとは思いますが。
2|ビッグモーターの倒産が無い理由
ビッグモーターの悪事が続々と明らかになる中、もう倒産するのではないか。
そんな声も聞こえてきている様ですが、そう簡単には倒産は無いだろうと言われてもいる様です。
なぜなのでしょうか。
−1|内部留保で対応可能

ビッグモーターは、2022年9月には、44億もの単月利益を出すほど好調な営業と言われています。
それが、保険金不正請求の損保会社への返還を内々に開始し、指定工場取消などを受けて、2023年4月は7億にまで落ち込んだそうです。
しかし、なぜ潰れないのか。
内部留保で賄えているから。
の、可能性は高いでしょう。
とはいえ、連日の報道内容に対する補償や客離れによる単純売上ダウンにどこまで耐えられる余力があるのか。
といった所だとは思いますが・・・。
−2|関連する会社が多すぎる

ビッグモーターは従業員6000名を超える大企業です。
今回、損保ジャパンの出向者が不正を知っていたのかどうか。といった点も話題になっています。
しかし、もちつ持たれつ共存の関係だったとも言われています。
損保側は事故に遭った契約者に修理工場としてビッグモーターを紹介し、同社は紹介状況に応じて自動車損害賠償責任保険を割り当てたとされる。相互に斡旋し合う中、出向を通じて関係を強めた。
東京新聞
損保ジャパンは兼重宏一氏の在籍により圧倒的人数ですが、その他保険会社も出向者はいる様です。
そして、ビッグモーターから仕事を請け負う会社は無数にあるでしょう。
保険・銀行など、大手が沢山絡む事からも、色々と大人の事情がありそうですね。
−3|大企業は不祥事を起こしても倒産していない

大企業は不祥事を起こしながらも倒産する事なく営業を続けている会社が殆どです。
過去に交通機関である事から日本航空は国が民事再生法にて助けた事までありましたね。
その他にも、不祥事を起こしながらも倒産しなかった大企業は多数。
- <レオパレス>
施工不良、建築基準法違反に繋がる重大な問題。 - <日本ハム>
産地偽装問題 - <三菱自動車>
リコール隠し - <雪印乳業>
食中毒事件
など。
上記で述べた、内部留保もしっかりあり、客が減ったといえど売上は日々重なる中、そう簡単には倒産とはならない様です。
とはいえ、ビッグモーターの企業風土は例に挙げた会社とは違った気もいたしますので、安泰とは行かないかも知れませんが。
何はともあれ、渦中でも新店舗オープンは続いている様ですので、倒産する事なく営業を続けていく可能性は高そうです。
−4|古物商免許の剥奪が無い限り大丈夫
事業再生コンサルをされている方によると、全店規模で1〜2ヶ月の営業停止となったとしても、規模縮小に留まり倒産は無い。
と、言われていました。
唯一、倒産があるとすれば、
古物商免許の全店規模での剥奪(取消)があった場合
は、倒産もあり得ると言われています。
かなり大規模な会社なので、1~2ヶ月の営業停止処分や規模縮小くらいでは倒産には至らないでしょう。
倒産があるとしたら、古物商免許の全店規模での剥奪(取消)があった場合でしょうか。
MAG2NEWS
古物商免許が無くなってしまったら、中古車を販売できなくなりますので、流石に営業は難しいですね。
まとめ
今回は、ビッグモーターの上場廃止や倒産はあるのか。についてご紹介いたしました。
結論、上場廃止は非上場のためあり得ない。
倒産も古物商の剥奪がない限りは無いだろう。
という、見方が大きい様です。
今後、さらなる悪事が掘り出される可能性もありますが、企業風土が改善され顧客優先の会社となることを祈るのみですね。